EC物流に特化した革新的な物流サービスを提供する株式会社STOCKCREW様は2018年に設立され、「誰もが自由に利用できる物流インフラ」の構築を目指し、多くの事業者が「面白モノ」を世界中に届けられる社会の実現に取り組まれています。
近年、EC市場の急成長に伴い、「ITの発達により、店舗が直接ネットショップを運営できるようになった」「小規模事業者でもEC事業を立ち上げやすくなった」などの変化があり、物流のあり方も進化を求められています。その中で、物流課題の解決には最新のロボット技術の導入が不可欠となりました。
そこでSTOCKCREW様は、従来の物流センターの概念を覆し、EC物流に最適化された次世代型物流拠点の構築を開始。発注代行の完全自動化を実現し、当社のAMR(自律移動ロボット)を活用した倉庫管理を進められています。
現在、メインセンターである千葉Dockでは、延べ面積**1万平方メートル(約3,000坪)**の倉庫において、合計80台以上のAMRが稼働。AMRの導入により、作業スタッフの歩行距離を大幅に短縮し、業務効率を向上させるとともに、就労環境の改善にも貢献しています。
当社のAMR群制御技術と自律走行機能により、STOCKCREW様の物流センターでは、高い柔軟性と迅速なオペレーションが可能となりました。
導入マイルストーン
- 2020年09月 初回面談
- 2021年02月 シリウス越中島デモセンターの一部を倉庫運用とし、FlexComet AMR4台稼働開始
(当時STOCKCREW様は別拠点も保有)システム連携終了 - 2022年04月 STOCKCREW様杉戸町新拠点立ち上げとともに、越中島の荷物とFlexSwift AMRを新拠点へ
- 2023年08月 STOCKCREW様新拠点千葉Dock、8台FlexSwift AMR
Layout変更対応は何回も実施し、すべて一晩作業すれば、次の日は使えました - 2023年10月 同拠点物量急増、FlexSwift/FlexSwift MAX AMR 60台まで増加
- 2024年02月 同拠点FlexSwift/FlexSwift MAX AMR 80台まで増加
- 2024年06月 同拠点FlexSwift/FlexSwift MAX AMR 100台まで増加
- 2024年07月 同拠点通販セールのため、臨時的FlexSwift/FlexSwift MAX AMR 110台まで増加
- 2024年08月 マルチオーダーピッキング用多間口容器の上下2段運用より効率化したため、台数を80台に調整し、最終的80台をに5年RaaS契約することになりました。
この現場のAMR使い方
- 容器サイズは同じですが、容器の中に仕切り板をいれ、2間口、4間口… 12間口の複数種類の容器に
- B to Cオーダーの商品点数により、違う種類の容器を選択
- シリウスFlexGalaxy.AIシステムは同じ種類の容器のオーダーをタスクに組み合わせ、AMRに発信
上記使い方により、「ピッキングしながら仕分けする」マルチオーダーピッキングを実行し、効率化できました。
シリウスAMR導入理由
「他のロボットであれば付帯設備が必要だったり、床にQRコードを付ける必要という別途現状回復を必要とする工事が発生することが多いですが、シリウスAMRは基本的にそのような追加設備や工事が不要でした、、、」
ーーMATERIAL FLOW 2024年10月特集
それ以外にLayout変更対応はとても速く、ロボットのUIは非常に分かりやすく、専用回線が必要ないなど、尚、何より日本市場で1万平方メートルの倉庫で稼働できるAMRはシリウスのものしかない現実もありました!
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